DQ381 401Bootloader TCUベンチアンロック
- RS GARAGE

- 5月17日
- 読了時間: 4分

今まではGOLF8R及びGOLF8GTI、そしてAUDI 8Y系A3及びS3など(RS3除く)の車種ではECUチューニングは可能であったものの、TCUチューニングは実施ができませんでした。
去年の時点では、もうロック解除することは不可能である、などの噂が流れていたこともありましたが、最近になりロック解除のセキュリティ解析が進み、弊社で扱っているツールでも401ブートローダーのアンロックが可能となりました。

実際にベンチロック解除を行うためには、専用の書き換えツールを用いて施工を行います。
今回ベンチアンロック解除をするにあたり、GOLF8の場合は純正エアクリーナーボックスを取り外し、その下にDSGのオイルパンが確認できます。
このDSGのオイルパンの上にメカトロニクスへ通信をしているカプラーが刺さっております。今回はそのカプラー取り外し、予め用意していた専用ツールへ差し替え、パソコン上でロック解除、及び書き換え作業を行っていきます。
本来であればこちらのツールを使用し、ベンチ側でロック解除を行うことでOBDからの読み書きができるようになります。
実際に一度ベンチロック解除さえしてしまえば、以降はOBDでの書き換えが容易に行えるため、わざわざインテークボックスやメカトロニクスのコネクターを外す手間がなくチューニングが行えることは最大のメリットです。
しかし、ここには大きな落とし穴がありGOLF8以降の世代から導入されたSFD、いわゆる車両診断プロテクト機能がOBDからのインストールを行う際に大きな壁になる可能性が非常に高いということです。最も厳密なことを言えばSFDロック解除を行ってからOBD書き込みを行うことで、厄介なトラブルは回避することは理論上可能ではあります。ただしそのSFDロック解除は90分までが有効で時間が経過すると自動的にまたロックを掛けてしまうアルゴリズムになっており、その上ディーラーのような専用ツールを持ってしても、一度ロック解除を行うごとに解除費用が発生するという何とも複雑で厄介な機能です。
このような観点を踏まえて、ではどうしたら安全にかつ無駄な費用を払わずにベンチロック解除及び、チューニングデータの読み書きを行えば良いのか........
It`s a simple matter.
とても簡単で単純な話です。
最初からすべてベンチ作業で読み込み及び書き込みを行えば良いのです。
そもそも、TCUは高頻度で書き換えるものでもありません。
正直一度書き換えてしまえば、大概の人であれば満足してそれで終わりなんです。
わざわざリスクを背負ってOBD経由で書き換える必要などどこにもありません。
TCUチューニングの主な目的は、
・トルクリミットの最適化
・クラッチ圧着力の引き上げ
・シフトレスポンスの改善
・Sモード時のシフトプログラム変更
など
実際に主な書き換え領域はこの程度です。
この程度とは言っても、この程度がすごく走りの質感を大きく変えてしまうのです。更にはECUチューニングを既に行っている車に関しては、トランスミッション側のトルクリミットで封印されていたトルクの領域が使えるようになります。サーキットを速く走る上では非常に重要なことです。それはシフトレスポンスの改善やクラッチ圧着力の変更も同じことが言えます。
少なくとも、このウンチクを書いている本人の8Rはサーキットではシフトアップをするたびにクラッチが滑るようなフィーリングが常に続き、思ったよりも加速が伸びません。8Rはトルクベクタリングを含め、非常によくできた車とはいえ、STAGE1などでパワーを上げてサーキット走行を行うと、すぐにトランスミッションが悲鳴を上げます。実際クラッチの圧着不足によることが原因でトランスミッションオイル温度も上昇が早いですし、何よりも走っていて滑ったような変速をするのはあまり気持ちよくありません。まるでCVTを疑似変速させているのかのうようなフィーリングは、DCTとしていかがなものかと感じます。
これはTCUプログラムを改善することで、大いに改善が望めます。
実際書き換え後は変速スピードの向上やクラッチの圧着力の変化を体感できます。
そして動力の切れもとても鋭いです。アクセル話すとピタッと動力が切れます。
惰性で動く力が抜けるスピードが早いだけ、スポーツ走行をする点においてはブレーキングにも影響するため、大いにメリットとして感じます。
などなど、上記以外にも様々なメリットはありますが、書き出すと切りがないため主に主要な部分のみということで。
GOLF8系及びAUDI 8Y系でTCUチューニングをご検討されている方は是非ご用命ください。
ご希望にある程度ご希望に沿ったデータを作成しインストールすることも可能となります。




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